『パピヨン』的な脱獄映画だけでなく『ブロンソン』的な暴力狂人映画の要素もあってとにかく最高。生き方がシンプル過ぎて泣けてくる。絶対に屈しないでしぶとく生きる。シケモク拾って火付けるだけのラストがこん…
>>続きを読む島根も大好きだけど、手段と目的がごちゃごちゃになるのを松方弘樹の剥き出しさが凌駕するうねりに乗っかってゆく楽しさ。大谷直子が見つめる、食べられなかった御膳と半分に折られた座布団の虚ろな風情。冒頭の刑…
>>続きを読む脱獄映画には大きく2つのパターンがあると思う。
「脱獄アクションそのものがメイン」タイプと「脱獄はあくまで舞台装置」タイプだ。
前者では、多様な脱獄プロセスを丁寧に描き、スリリングな脱獄アクションを…
祝DVD化。欲と煩悩にまみれた松方弘樹演じる主人公が、自由を求めるためにひたすら脱獄する。うんこまみれになりながら脱獄して嫁と立ちバック、脱獄して三国人を脅迫して牛解体ビジネスで大儲け、刑務所内の諍…
>>続きを読むこれはすごい。脱獄がマンネリ化せず、脱獄する度に面白さが加速していく。後半は外の景色が見えたんで、出たいから出ようぐらいの感覚で最高。ラストの山に登って川に落下するくだりのあと線路で歩いてタバコ吸っ…
>>続きを読むなんてこった!これは日本脱獄映画の最高峰ではないか!
松方はパピヨンのように不屈だが、ただこの男に関してはとにかくルール無視だ。自由への執着のために殴り、何人もの人間を殺し、我武者羅に走りまくる。…
大脱出のような洋画の緻密でスタイリッシュな脱獄物とは大いに性質の異なる種類の脱獄映画である。前者がテクニカルにハードルを超えていくことを描いているのに対し、今作は泥臭くひたすら娑婆へ出ることを望む自…
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