娘を顧みず芸術に進んだ母親と母からの愛情を充分に受けられなかった娘
こんな二人の久しぶりの再開が平穏なはずがなく…
ワンシチュエーション、少ない登場人物となると会話劇としてはもってこいの舞台
会…
母と娘の告白はあまりにも不実な描写だと思うけど、でも同時にこんなにも対人関係を誠実に描いた映画もないと思う。
人と人が関わり合うということの緊張感の塊みたいな作品。
ほとんどが会話劇なのに、リヴ・ウ…
ありのままのあなたを愛している
あなたへの想いは言葉にならない
互いの存在の為に運命の扉を閉じられた
と詰り合う母親と娘
相手の思いを図ることを感じられない
母と子のヘソの緒は切れてはいない
母…
リブウルマンは私の中で最高の女優さんで、ベルイマン監督は最高の監督。
ハリウッド女優のイングリッドバーグマン、演技にハリウッドらしさも垣間見れて面白かった。
母性の無い母と潜在的に母性を備えていた…
このレビューはネタバレを含みます
間違いなくオールタイムベストの1つ
母性の不在から生まれた親子関係の呪縛の中で、2人の対話のラストの場面で「母と子」の関係の逆転、同じ性質をもつ(対話に難がある、不在の母をエヴァに求める、上手く眠る…
恐ろしいすれ違い。
母と娘の美しく残酷な対立。
話せば話すほどに溝が深まっていくところに人間の性を感じた。
印象的なのは母と娘の演奏シーン。あの対比がたまらない。
これを清冽な構図…
不倫して芸術を追い求め、世界的なピアニストになった母親をイングリッド・バーグマンが演じる。英語でマネージャーと電話する場面など、メタ要素を取り入れてベルイマンが当て書きしたらしい。
(というかバー…