太平洋戦争末期の沖縄戦を帝国陸軍主体に描いた一作。本土 (大本営) と沖縄との認識、空気の違いによって作戦自体に齟齬をきたしていく様はもちろんのこと、事実上見捨てられた沖縄の人々の姿が印象的に綴られ…
>>続きを読む参謀や大本営という肩書が空虚に見える精神論の連続。
狂ったシステムに翻弄される個人という構図が悲劇性を高めている。
ほとんど実際の出来事を忠実に描いたのだろうが、ラスト、迫る戦車越しに見える踊る老婆…
映画観終わって茫然自失。戦争映画に御涙頂戴の浪花節など必要ない。淡々とした会話劇の中にどうしようもない悲壮感の漂う前半。ただただ猛烈な数の人間の命がひたすら奪われ続ける後半。どうしようもないやるせな…
>>続きを読むこれでもかというくらい死の描写が続く。特に誇張でもなんでもなく、そうでしか表現できない経験というものがあるのだろう。テロップでも明示されるごとく、「日本軍10万 沖縄県民15万」の死者が出たんだから…
>>続きを読む早いテンポと膨大な情報量、そして熱気と爆発と悲鳴がもたらす魔風のいきおいで、多少長めの尺でも飽きはしないが、いかんせん単調なので(そりゃそうだ)、本作は評価が高いようだけど他の岡本作品のほうが好きか…
>>続きを読む小林清志の美声ナレーションが響く、丹波が咆える(そのせいでえらい目に)、中野昭慶の爆発轟音、岡本喜八の快刀乱麻のテンポ、庵野が夢中になるわけだ。
沖縄決戦が途中休憩をはさみ2時間29分にわたって描か…