沖縄を、沖縄県民を捨て石にした「沖縄戦」を、「戦争」という大きな主語で語ってしまうことは、慎むべきことかもしれない。
しかし、戦争という極限状態における「狂気」を、徹底してフィルムに刻んだ作品とし…
人物に注目するのではなく、沖縄という場所の歴史に注目されて淡々とストーリーが進む。それだけに沖縄戦における上陸前からの流れがよく分かって、のめり込んだ。
仲代達矢の若い頃こんなにカッコ良かったのか…
日本兵が沖縄でしたことの酷さは何となく知っていたが、日本兵といってもきっと色んな考えの人たちがいたのだろうと、この作品を観て改めて。
それにしても、軍の無計画さなどで理不尽を強いられた沖縄の人たちや…
日本側の視点から沖縄戦の全貌を徹底的なディテールで再現していて、作中に登場する海軍司令部壕は、実際に現地で見学した防空壕の生々しい空気感そのもの。
終盤は、犠牲になっていく人々の最期がどれほど悲惨だ…
1971年、岡本喜八監督作品。
小林桂樹、丹波哲郎、仲代達矢、田中邦衛、岸田森、池部良、加山雄三、川津祐介、井川比佐志、寺田農、高橋悦史、東野英治郎、天本英世、東野英心、神山繁、藤岡重慶、地井武男、…
沖縄を最前線とし皇軍がきっと沖縄を守ってくれる
そう県民は最初思い願い、発言していたのに、
最後の方、おじいが「兵隊さんなんでお前が生きているんだ、ほかの兵隊さんは靖国に行ったんだぞ恥を知れ」と叫ん…
小林清志の鋭利な語り口で進行していく、この世の地獄のタペストリー。
戦況が時系列を追って断片的に映し出されていくが、そのすべてのシーンに込められた熱量が凄まじく「この場面はどうやって撮ってるんだ?」…
【死ねと言われ、生きろと言われ】
監督・岡本喜八、脚本・新藤兼人、ナレーション・小林清志
太平洋戦争末期の沖縄戦を日本軍だけでなく沖縄県民、ひめゆり学徒隊にもフォーカスをしっかりと当て、日本史上…