お父さんには関係のないことなんだよって言ってたけど、最後の項垂れるシーン。。結婚したから幸せってわけじゃないとか、2人で創り上げていく過程が幸せとか、そう語れるお父さんは素敵だなと思ったり。
紀子の…
最後にリンゴを剥きながら肩を落とすシーンで寂しさが一気に伝わってくる。名シーンだな。デジタルリマスターの画面が綺麗。結婚制度や街並みや古い言い回しも表現も時代を感じる貴重な映画。倒置法も新鮮。ニコニ…
>>続きを読む感情の乱れない父の淡々とした言動
いつまでも成熟しない娘の多彩な表情
時折差し込まれる奇妙なディテールと会話も相俟って、派手さを排除した静謐な作品ながら、最後まで飽きる事なく観せてくれる。
「ね…
笠智衆の独特な雰囲気と、原節子の20代の若者感が不思議な空気を醸し出していた。それでも、『あぁ、どこかにいそうだなぁこんな親子』と思わせる演出があって、さすが人気作品なだけあるなぁと思いました。子の…
>>続きを読む娘が嫁いで他所へ行く話。
豊かな情感が描かれている。
あの叔母さん、がま口は届けたのだろうか?
お父さん優しいな。聞き分けのない娘に感じたから、怒鳴るかと思ったらそんなこともなく。結婚について諭…
もし自分がお嫁に行けば、誰が父の面倒を見るのかという考えから結婚しない紀子を想い、一生に一度の嘘をつくお父さん、グッとくる
終盤で、父親が夫婦についての持論を展開するシーンと、リンゴをむくシーンが…
家族だからといって愛や絆があると無邪気に信じることはほとんど不可能に近いが、それで見事なドラマを生み出した作品。
東京物語と比較すると町の様子が華やか且つハイカラ。紀子も奥ゆかしい感じではなく結構…
初小津。楽しみにとっておいていたのだが、小津問題落とし続けるのに耐えかねてついに鑑賞。
台詞を追っているだけでは無機質になりそうなところが、人情に溢れている。笠智衆、原節子に小津安二郎、いつまでも…
公開当時は「近親相姦」を彷彿とさせるという評も出たという。実際に、現代から見ても27歳にして、結婚という制度への反発があるわけでもなく、父親の世話をする日常以上の幸せは考えられないという娘と、父親の…
>>続きを読む