どの作品を観ても、
飽くことない言葉と間と表情と画角の美しさ
部屋の固定された位置からの視点、
不意に来る表情のアップとその切り返しショット
客観から主観へと変わるような映像体験
あからさま過ぎ…
紀子三部作第1作。
終戦から約3年、ここまで日本は復興していたのかと思う反面、GHQによる占領の様子が分かる描写もちらほらあるし、紀子も小野寺も片親なのは戦争の爪痕なのか、、、
娘を嫁に行かせるため…
「なんだか不潔よ」
不潔ってなんだろう。ずっと気になってた。紀子の夫婦観によるものだと思うし、この台詞は原作になかったらしい。
また能の観劇シーンが印象に残った。
舞台は杜若。紀子の父親への思いを…
本当に良かった。小津に特徴的な、似たようなことを繰り返したり、変化を付け足したりといった話法が、上手く作品の内容にマッチしていたと思う。ここまで洗練された画面だからこそ、この話法も際立つのだろう。ま…
>>続きを読む紀子 三部作①
父娘のふたり家族。父を残してお嫁に行きたくない父離れできない娘と、お嫁に行き自分の幸せを掴んで欲しいと願う父。
"幸せになるんだよ、きっと"
お互いを思いやる気持ちにとてもジン…
父親が悲しい嘘をついてまで紀子を手放そうとするのは、やはり紀子の為なのか、あるいは社会からの「心配」という視線から解放されたい父親の自分本位な行動なのか。やっぱり、ただ紀子のことを考えて、だろうなあ…
>>続きを読む小津監督映画を
観ていた時期に観た
原節子さんの
永遠の輝き…✨
当時の家の造りにも
興味シンシンで観た
友人が蒲田の…
当時は重役クラスの家だった…
という古い…洗面所の床が
傾いた社宅に住…