おおまかなストーリー的には別に面白くないけど、乞食の元締めとか、警察署長と仲が良いとか、面白い要素はある。
何よりもクルト・ヴァイルの曲がすごく気に入った。今まであんまり聴いたことないようなメロディ…
オープニングロールから世の中の真実を語る歌が流れる。全編にわたり歌で魅せてくれる。
社会の暗部を描いた暗い暗い物語なのに、湿っぽくなく藝術的に感じるのは、当時一流だったドイツ映画界が制作した作品だか…
これってジャンル「コメディ」なん?ドイツ人の笑いのツボ全く分からん。むしろ「ミュージカル」って言ってくれたら素直にスゴスゴ引き下がるんだが。ブレヒトの戯曲自体がそもそも馴染まないのか、ひたすら絵面が…
>>続きを読むサイレントの名作「パンドラの箱」(1929)のパプスト監督が、翌年に手掛けたトーキー最初期のミュージカル。ドイツの劇作家ブレヒトの傑作戯曲(舞台初演1928)を映画化。
1900年頃のロンドンの貧…
・意味のない台詞はいらないと言わんばかりに身振りと目配せに語らせる。パプストは本当にこの時代を美しく見せてくれる。ブレヒトが提示したかったはずの矛盾の醜さの部分を忘れさせてしまうほどに。
・The …
去年1回観るの諦めたけどこの前受けたブレヒトについての講義がおもしろかったからまた観る気が起きた。
最初のモリタートの歌詞の物騒さに驚くけど、モリタートってそういうものなんでしょうね。
面白いか…
ロンドンの貧民街を根城とする親分メッキーが.仇敵ピーチャムの娘と結婚します。メッキーを密告しますが相手にされないため.ピーチャムは乞食を総動員して警察への妨害を始めるのでした。
ロンドンが…
ブレヒトの舞台劇『三文オペラ』は何度か映画化されているのだが、原作とほぼ同時代のこの映画は、音楽映画としてはかなり格調が高く、落ち着いて楽しめる余韻の有る映画なのに、要所要所に素人でも実験的だと判る…
>>続きを読むギャングの親分に輿入れした娘、その父親で乞食集団を率いる親分同士の確執、間で取り持ちに腐心する警察署長らロンドン裏街に住む面々をコミカルに描いた舞台劇の映画化。幕間に軽オペラ風歌曲を入れ本格ミュージ…
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