吉田喜重二作目をまた観る
社員人員整理を止める為に拳銃
自殺図るが未遂で終わる木口。
彼に目を付けた保険会社が広告
起用すると時代の寵児となるが
誠実な木口が翻弄され破滅していく。
社会にもては…
【 マスコミ・大衆の闇を抉(エグ)った野心作 】
吉田喜重の監督第2作目。
1作目の「ろくでなし」が1960年3月公開、この2作目「血は渇いてる」は10月公開、当時の製作スピードには驚かされる。
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拳銃自殺未遂をした男がそのインパクトを利用され保険会社の広告塔に抜擢される。首切りから一気に人気者に上り詰め人生は狂っていく。必要ないと言われた人間が大衆から求められる気持ちよさを覚える。
屋内でも…
拳銃自殺未遂した男が保険会社の広告塔に起用される。コンプラガン無視の設定だが、今でも炎上商法で注目浴びるのは往々にしてあるから昔からこーゆーやり口はあるんだな。「ただの一般人」から大衆を惹きつける存…
>>続きを読む保険会社に勤める男が社員のリストラを止める為に拳銃自殺を図る。一命を取り留めた男はそのセンセーショナルな出来事に食いついたマスコミによってスターに祭り上げられることに。マスコミ報道を皮肉った社会派映…
>>続きを読む弱肉強食の資本主義社会の残酷さの中で人々は生きることに精一杯で真実を見失う居場所のないカオナシ状態、売上至上主義で記事の為なら手段も真実も問わない醜惡なマスメディアの汚さを吉田喜重が痛烈に描くブラッ…
>>続きを読む良くも悪くも真面目な人が撮ったんだな〜という映画でした。
巨大広告の目が見えてくる演出や、ベッドシーンのライティングが鮮烈で素晴らしかったですが、セリフ回しにお遊戯感が最後まで付き纏い、物語に入っ…
自分が作り出した偶像の暴走(?)に耐えられなくなる様がどこか怪物映画のような趣も感じられた。彼女にとって木口とはどういう存在だったのか。切れて清々した気持ちという単純なものでなさそうなのは、踊り狂う…
>>続きを読む松竹株式会社