簪(かんざし)のネタバレレビュー・内容・結末

『簪(かんざし)』に投稿されたネタバレ・内容・結末

清水宏監督、原作は井伏鱒二という映画。それにひかれて新年1本目として早稲田松竹にて鑑賞。
笠智衆は小津作品・寅さんシリーズで見ることが多いため、なんとも若々しい笠でびっくり。
それもそのはず、戦中に…

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納村さんの怪我は思ったよりシリアスでした…と思いきや、もともと足が不自由な設定なのか?学者先生のやり取りが笑える。みんなが徐々に同じ部屋で過ごすようになるのが家族みたいで良いですね。日記や手紙で過不…

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こちらもなかなか観られなそうな作品と思い、鑑賞。とても面白かった。戦争によりとても社会が厳しい状況の中でこんなにもそこから切り離された物語を作り出していたことに脱帽だし、物語の持つ意味、映画の存在意…

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清水宏ってなんか藤子f不二雄でいうところのsfスコシフシギの要素があって。この温泉宿のある山間もまるで大スケール大スペクタクルの異星のようにかんじてしまう。また田中絹代が宇宙人っぽいのなんの。療養中…

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足に簪が刺さって"情緒的イリュージョン"へと広がっていくなんて...
風呂場での掛け合いも奥さんよがりな夫も、知らない時代なのに 今 を感じさせる数々、おもしろい

「情緒が足に刺さった」素敵なセリフだ。

笠智衆のしっかり若い姿を初めて見たので、配役の欄に彼の名前はあったけれどいつ登場するんだ。。?と、映画が始まってからしばらく探してしまった笑
笠智衆の若かり…

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夏の山中の避暑地を舞台にした群像劇。
開戦直前に制作・公開されたことが信じられないほど穏やかな作品。

客の男が露天風呂の底に落ちていた簪で足に怪我をする。
先生と呼ばれる別の客の「情緒的イリュージ…

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オフビートな笑いと女の生きる道。
ラスト、田中絹代が階段を上がる足元のショットで泣く。

@シネマヴェーラ渋谷 35mm

一緒に歩いた道を、一人でたどる切なさ。もう一歩踏み出せば、違う未来があったかもしれぬものを。アジール温泉宿での長逗留から日常へ、復帰できる人とできぬ人。キャラとしては斎藤達雄の“先生”が秀逸。笠智衆…

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