甥の不始末を肩代わりしようとする伯父と甥の母親、叔父の妻。だが、甥の相手の娘の側からは語らない。その意図は観客が勝手に想像するしかないのだが、彼女の死により万事解決という終わり方に目を瞑れば、葬式の…
>>続きを読むあー素晴らしい。責任の取れない未熟な男のその責任を大人の男が嘘で肩替りしようとする結構デリケートな話を五所監督らしい人間の善意とユーモアに基づいてある程度まではコミカルにやがては身を切られるような度…
>>続きを読む坂本武が甥の徳大寺伸をバーに連れて行ったこことから、騒動が起きる。
作品中の出来事は実にありふれてるけど、登場人物が善良であれば、こんなしみじみとした話になるのかと驚いた。
難しい人の心の機微や…
これはそもそも脚本がかなり良い。直接語られないが飯塚敏子が托卵を見込んでいたことは間違いない。
飯田蝶子と吉川満子の会話の呼吸がとても気持ち良い。まさに話術。
狭い人間界の話ながらロケーションが多様…
シューマイを手土産に訪れる下谷のオジサン坂本武。何とも頼りになりそうだ。テンポのよい会話と、下町の小体な生活空間の相性の良さ。他人には道理を説けても、自分に降りかかってきたらそう割り切れないよなと思…
>>続きを読むダラダラ起きて蝶子ママにおそようと言われながらも美味しそーなご飯用意される徳大寺おぼこ伸。ホルモン乳液贈りつつプロ女の扉を前に逡巡するけど、次の瞬間慣れた様子でちゃっかり居座り子どもの人形撫でて知ら…
>>続きを読む下町の人情喜劇と思わせながら、やがて迎える人生の深淵が何とも名状しがたい気持ちにさせる。
同時に映画のジャンルとは何なのかを考えさせる。
お人好しの染物屋の主人・坂本武のつく嘘と苦い顔でそれを許して…
このレビューはネタバレを含みます
過干渉な母役の飯田蝶子さん、甥っ子思いの坂本武さん、その妻役の吉川満子さん、とてもバランス良いトライアングルな3人◎
ウブな息子役の徳大寺伸さんは、「暖流」では真逆の役所で新鮮でした◎
過ちのシ…
松竹株式会社