しんどかった。90分くらいににして欲しかった。
現代パートいらねえんじゃねえかなとか思ってたら、最終盤の大杉栄殺す殺さないが長すぎて辛い。一つ一つのショットは素晴らしい(日本家屋内で首上だけ映すやつ…
新幹線で上京する野枝。新宿駅西口で野枝にインタビューする現代の女子大生。高速道路わきで行われる殺陣……。時空間はねじくれ、大正末期と撮影当時(1969年)が交叉する。
画面下ギリギリに人物を据えた…
1970年製作公開。脚本山田正弘、吉田喜重。監督吉田喜重。岡田茉莉子/伊藤野枝、細川俊之/大杉栄。公開当時本作テレビのニュースで映像が流されていた。登場人物の一人が名誉棄損として上映差し止めを訴え出…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
吉田喜重の問題点は、決定打となる政治的な言説を抜き去り、エロスやロマンティシズムにまとめてしまい、肝心なアナーキズムがあまりに陳腐になってしまう点にあると思う。
他の作品も然り。
とくに現代パートが…