映画自体久々に観たしATGというのもあってか集中して観れず。前衛的なものを目指して結果行き着くテーマと表現が似たり寄ったりなのは本末転倒な感じもするが面白い。痴情のもつれ〜革命〜映画内映画〜最後にメ…
>>続きを読む日本近代批判(愛とアナーキズム)三部作の1作目『エロス+虐殺』(1970)を鑑賞しました。松竹ヌーヴェル・ヴァーグを牽引し、退社後独特の世界を作り上げた吉田監督。
アヴァンギャルド…
「春三月縊り残され花に舞うと吟じた大杉栄と乱調の美の生涯を生きた伊藤野枝の叛逆とエロトロジーについての若きわれわれ・私それともあなたのアンビバランスな加担に至る額廃の歓びのあるトーキング」
ATG。…
三度虐殺される大杉、彼のアナーキズムをエロス側から捉え返す異色の傑作。この映画が突きつけるものに現代の僕らは何を思うのか!
三度目の鑑賞であるが、見るたびに発見がある
ーーーあらすじーーー
■暗…
『煉獄エロイカ』を先に観てしまっていた身としてはだいぶ分かり易くて助かった。相変わらず超絶ショットと知識人トークが炸裂し続けるのだが、長尺が全然気にならないのは本作が傑作である証だろう。吉田喜重の作…
>>続きを読む確かに観たという記憶は有るのだが、筋立てにも場面にもまったく覚えが無い。
これはどういう事なのか、記憶に蓋をせねばならない様な、重大な心理的ストレスが我が身に降り掛かったのであろうか。
また、頭…
時に理屈とか一切抜きにしてどうしようもない大傑作に出会うことがある。松竹ヌーヴェルヴァーグのアヴァンギャルド精神を存分に味わえるATGの大作で今回観たロングverは3時間36分に及ぶ。冒頭から一気に…
>>続きを読むこの作品を吉田喜重の最高傑作とするのはあまりに無理があるでしょう。政治的なラディカルさが作品構造の必然性へと帰結する大島渚と違って、吉田喜重のいわゆる「日本近代批判三部作」は何を語ろうとしてるのかが…
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