このレビューはネタバレを含みます
女装した男娼のLOOKをお手本にしたというディートリッヒ。シルクハットにひらひらパンツ&マストのガーターベルトで悩殺しちゃう。
実際にキャバレーで歌っていてスタンバーグに見出され抜擢となったデビュー…
ドイツ初のトーキー映画…勿論モノクロ…。
原作はハインレッヒ・マンの『ウィンラート教授』…弟はノーベル賞作家のトーマス・マンです。
ミイラ取りがミイラになった話…。
品行方正、謹厳実直なラート…
妖しい魅力の歌姫に骨抜きにされる堅物中年ギムナジウム教授。口笛吹いてた朝食で鳥籠の遺骸を焼却。時計の鐘が鳴り小人の行進。配っても誰も彼に見向きしない。錯乱した鶏の叫び声。やや歪んだ家屋と路地を彷徨い…
>>続きを読む1001
based on the novel
《Professor Unrat》(1905)
by Luiz Heinrich Mann(1871-1950)
Mendelssohn
《Ein…
マレーネ・ディートリッヒ大好きちゃん
オンナというものにまったく耐性がなかったカタブツ教授がファムファタールに出会い人生180度ひっくり返っちゃうという話
でもなんのおもしろみもない毎日が同じこ…
耳を塞ぎたくなる断末魔のような鶏の鳴き真似は冒頭の燃やされた鳥から繋がり、唯一の教授という地位さえ失くして古巣に堕ちるという救いのなさ。ディートリッヒ出世作という割に脚一本(二本?)勝負でこれはやは…
>>続きを読むドイツ映画で初めてのトーキー作品。港町ハンブルグ、真面目一徹な四十路の教師ラートが場末のキャバレーで出会った旅回りのダンサー・ローラに入れ込みすぎて転落していく話。その転落ぶりが容赦なく描かれていて…
>>続きを読む謹厳実直な老教師が、ショーガールに惚れてしまい破滅するという話。
後半の映像からどうしようもなくにじみ出るいたたまれなさというか哀しさがたまらない傑作。
ディートリヒの美脚で有名な作品らしいけど、…