何かしらに依存した現世のジャンキー物語
信じるものが何であれ寄りかかる背中が無いと立てないのが人生で、神は誰よりも背中を背負い唐突に立ち上がり去って行く。
寄りどころを失くしても尚お互いの背を求める…
神の不在という重いテーマだけど、人生論や人間関係への悩みという具体的で共感しやすいトピックに落として語られていたので、そんなに詳しくなくても面白く見れた。
神の不在、および聖職者という肩書きがカギ…
教会に入る光を緻密に計算して撮影してるのが分かる。ラスト床に膝をついて祈る女の横顔の輪郭を細く縁取る光が物凄く幻想的だった。お前のおせっかいだけじゃなく近眼すらウザいと言われたのに神父のために尽くす…
>>続きを読む黒澤明「生きものの記録」みたいな話。黒澤のラストは発狂だが、本作は自殺。自殺では核保有問題に対する解決になっていない、狂うことは、核保有国の、世界の狂気を意味している。これは黒澤の勝ち。配給インター…
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