クリーン、シェーブンの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「クリーン、シェーブン」に投稿された感想・評価

あっさ

あっさの感想・評価

3.5
146(74)
恒常的に流れるノイズと幻聴で統合失調症の脳内を追体験する様な感覚
頭に受信機、指に送信機があるという妄想に取り憑かれそれを取り出そうとする場面には生々しい苦しさがあるが、その妄想を娘に話したことによって起こるラストはしんみりとさせられる
観客にダイレクトにダメージを与えてくる斬新な映画が初上映
もちろんつまんな過ぎてダメージを与えてくる映画は星の数程あるけどこの映画は観ているとマジで頭がいたくなるし気持ち悪くなってくる
延々とジジジジとかのノイズ音、主人公の頭の中のこどもの笑い声だの、怒鳴り声だの鳴り響くという拷問に近い作品

主人公の行動もさっぱり意味不明だし妄想なのか現実なのかも全くわからないし
映画がどう進んでいくのかもわからない

もちろんノイズ鳴り響いてるだけのつまんない映画ではなくて痛々し過ぎるシーンや気持ち悪過ぎる主人公等観てて面白い場面もあるし
何しろこの映画に映る全てが良い意味で気持ち悪くて不快
新聞紙やらコーヒーやらサンドイッチまで全部が意味深で気味悪く観える
オチも最悪で最高だしゲテモノ映画が好きなら必見の怪作でした
かえで

かえでの感想・評価

4.0
この映画、考察ありきで構成されていて言葉が非常に少ない(特に序盤)ので、眠くなる人も出てくると思います。

また、グロシーンは精神的にくるものが多く、そこも人を選ぶ作品たらしめてるのかなと思いました。

この作品の評価はこの主人公を理解する事が出来るかどうかで大きく変わると思います。

作中自らを誰にも理解されない中、娘を求めた主人公の末路は不覚にも泣いてしまいました…個人的にはとても良い映画でした。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.0
マウリツィオ・ビアンキの初期カセットを聴いている様な感覚になれたのは良しとするが、別にこれと言って…特にカルトを感じるわけでもなく。頭皮えぐり、爪剥がしより、胸毛剃ってる(?)時に剃刀引っかかっちゃうのが一番痛そうだった、あれたぶんマジでは?腐乱死体のクオリティだけは異様に高い。どうしても第二・第三の宮崎勤が欲しいメディアの人達は観た方がいんじゃない。ちょっとランボー思い出した。
土田

土田の感想・評価

3.8
かわいそう 人が生きてて死んだ
音が!耳が敏感な人の音だった
心がヒューとなる
寡黙な映画。
静かな悲しさ。
劇的な物を期待すると拍子抜けする。


皮膚を抉る痛切さではない。
爪をずっとやすりがけされているような、不快感ともつかない、嫌な感じ。
がさがさした音と画質、圧迫感のある画面。テンポ遅い。


統合失調症の主人公ですが、
映画は一人称視点ではありません。
ピーターさんに届く声を一緒に聴くことになる。
聴こえるのではなく聴いている、だけ。


視聴者はあくまで三人称。
ピーターさんの「聴こえる」を身に迫って実感できない。
私には正直少しつまらなかった。

が、その点が良い作品だと思う所以でもある。

ピーターさんは誰にも理解されなかった。
一緒に聴こえる人は居なかった。視聴者も同じ。

結局人の中身で起きることはわからない。
実際起こったことだけしか見えない。
当たり前ではあるのですが、忘れがちなことを体験したのでした。


とはいえ静かすぎて眠たくなった。同じ列の人は寝ていた。
ストーリーも掴めず(警官の下り追えなかった)。
ピーターさんの線のぶれた可愛さで画面が保っていた感。
アングストみたいな派手な揺れとかあったら全体的にもっと評価が高くなっていそう。


ラストはロマンチックで好きでした。
ピーターさんにはまだ受信機があるから。


広告って難しいなと思ってしまう。
(コーヒー三杯何だったのか)
良い作品だと思えど、人に勧める時に難しいタイプ。
痛切さよりは柔らかい切実さを求める人が是非観るべき。届く人に届いて欲しい映画。
えー、ラストカット切なすぎる……。
ただのイカれた男の陰鬱な映画ではなくて、何か普遍的な切実さが漂っている…。
一言:切なく、グロ映画より痛く


感想:あんたクリーンだな…辛いねぇ。
眠たかったのでほわほわと見ていましたが
彼が不穏じゃない?!
なんだかマーダー系の変わり種を二連続で見てパンチされてるよ私。
テッドバンディからこれ。こちらはそうじゃないんやが…
めちゃグロ映画は素面で見れるけど私はこういうリアル描写は目を瞑ってしまうわ。
でももう一度みたいな。バカだからもっかいみてすべて理解したい
どれだけ統合失調症の感覚を再現できるかという試み
自分が統合失調症になったことがないのに、あの納得感は凄い
『コリアンタウン殺人事件』では撮影者本人を統合失調症と設定することで表現していたんだけど、これはフェイクドキュメンタリーではないのでモンタージュで直球勝負するしかない
目線の切り返しカットで「どこ見てんのお前」みたいなことの積み重ね
爪のところは流石に目瞑ってしまった
俺には耐えられねえ


『子供はわかってあげない』とハシゴしたら、どっちも何かが見えてる父親が娘と再開する話だった
シンプルで研ぎ澄まされた映画。
悲しく残酷だが美しいとすら感じてしまうストーリーと映像が心に刺さる。

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