トリノの広場で動かなくなり鞭打たれていた馬を抱いてそのまま発狂したというニーチェ
……は、特に関係ないタル・ベーラ監督による154分のモノクロ・ドラマ。
原題も"ニーチェ"ではなく"トリノ"の馬…
質素で閉塞的な日常をただ淡々と長回しで描く。…ひたすらに質素な映像w
しかし質素がゆえにリアルでど迫力な映像!ただただ圧倒される。
吹き荒れ続ける風は何か比喩めいたものなのか?なぜあれだけの風の中…
【鑑賞メモ】
唸る風。
タル・ベーラの映画はどれも、生活の苦しさや精神的な閉塞感が、肌に触れるような生々しさで迫ってくる。
外界からの隔絶。要因は、今回は降り続く雨ではなく、吹き荒ぶ風。
暗い家…
とにかく過酷な光景が映っている。本当に寒そう。そんな環境の中、生活が繰り返し捉えられるのは、ジャンヌ・ディエルマンを彷彿とする。ジャガイモだし。とてつもないロングテイクに驚かされる一方、もったいぶる…
>>続きを読むようやく見た。冒頭は、というより全体として1カットが長い。例えば寄ってから下がるまでの時間や荷下ろしのシーンなど丸々全部写しているのでやや長く感じる。しかしこの平坦さとジワジワと追い詰められていく親…
>>続きを読むニーチェの馬。というよりニーチェの終末。
ジャンヌ・ディエルマンが個人の構造であれば、こちらは世界そのものの機能停止。
5/4/26 強風の夜、当方44歳でこの作品。
ニーチェが崩壊に至った年齢に…