不毛の荒地で生きる農夫とその娘の6日間を
峻厳な映像と深淵な世界観で紡いだ
ハンガリーの巨匠タル・ベーラ監督の代表作。
いつもと変わらない日常に
徐々に漂い出す絶望の気配。
はじまりは虫の音か…
モノクロで会話も少ない父と娘の6日間。
風も強く、食料は限られていて
老いていく馬。
起きて、食事して、ちょっと用を済まして
食事して、眠る。
欲もなく娯楽もなくただ暮らす父と娘。
私は…
映画を芸術としてとらえれば、このような説明的なセリフも無ければ音楽の抑揚も少ない作品も価値があるのだろうが、「映画作品は伝えてナンボ」と思っている自分にとっては驚くほど効く入眠剤だった...延々長回…
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