血と砂に投稿された感想・評価 - 29ページ目

『血と砂』に投稿された感想・評価

Nao

Naoの感想・評価

5.0
北支戦線で軍楽隊の少年たちと曹長が最前線へと進んでいく。意外なまでのコミカルな場面に笑いつつも、それでいて戦争を真っ向から描いた作品。喜劇と悲劇が完璧に交じり合った大傑作。武器より楽器ですよ!

岡本喜八による、ポップで悲惨な戦争映画。この監督ほんっっっとにすごいわ。ポップなのに悲惨。いや、ポップだからこそ悲惨なのか??

三船の存在感が物凄く、彼がいないと作品が成り立たなそう。登場人物の印…

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おはる

おはるの感想・評価

3.8

「さあバンバン派手にいこうぜ!キャンプファイヤーはボンボンやろう!」
昭和20年夏の北支戦線。陣地奪還を命じられた型破りな小杉曹長率いる少年軍楽隊、流しの板前、葬儀屋からなる小隊の運命やいかに!とい…

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太平洋戦争版スイングガールズ
もとい日本戦争映画傑作のうちの1つ

最初のシーン、戦場のど真ん中で
楽器を鳴らしながら「聖者の行進」を吹き、ステップを踏む軍楽隊に思わず笑ってしまった。

軍楽隊のリ…

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HK

HKの感想・評価

5.0

「日本のいちばん長い日」「肉弾」などの岡本喜八監督による「独立愚連隊シリーズ」全8作のうちの最終作。キャストは三船敏郎、佐藤允、団礼子、仲代達也などなど

昭和28年の北支戦線に転属されてきた軍楽隊…

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ルビ

ルビの感想・評価

3.9

アメ公の戦争映画ばっか見とるもんで、最初はなんでこいつら楽器持っとるねん、ライフルはどうしたんじゃ?と話に入り込めなかった。けど隊長の訓練が始まってから面白くなってきた。敵地へのカチコミのシーンは充…

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1945年の夏。
中国大陸の最前線の部隊へ送られた軍楽隊13名。三船敏郎演じる小杉曹長は、戦闘訓練も受けてないあどけない彼らを連れて大陸を旅する。
悲惨なストーリーだが、随所にユーモアが溢れ全体の雰…

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かりん

かりんの感想・評価

5.0

戦地で人が一人死んでいくことを当たり前として捉えてなくて、死んだ人に対しての愛情とか葬いがすっごく丁寧

戦うことにみんながみんな、勇敢じゃないことも、戦争を特別なものでなく、日常の先にあるものみた…

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yasumasa

yasumasaの感想・評価

5.0
オープニングからエミール・クストリッツァのアンダーグラウンドを彷彿させる素晴らしさ。陳腐な表現ながらユーモアの中に兵士の悲しみが滲み出る傑作。
k

kの感想・評価

3.7
戦争版「椿三十郎」ですね。若い衆の無垢な眼差しが戦争の悲惨さとうまくマッチしてより反戦へのメッセージが強まっています。ラストの「聖者の行進」の陽気さと、大砲の爆発音の対比と熱量はすごかったですね。

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