北支戦線で二十四の瞳をやったような。
どっかんどっかんやって、ばったばった死んでいくのにひたすら陽気な超対位法映画。三船の死が呆気なさ過ぎて絶望感スゴいし、素っ頓狂な伊藤雄之助や、リチャードウィドマ…
戦場を舞台にした東宝のヒューマニズム劇。
役者がかぶっているのはもちろん、頭脳戦を軸にした展開のため、いやがうえにも黒澤映画が想起される。
しかしジャズ好きな監督の嗜好は充分に反映されており、常に音…
若い軍楽隊のキャラクターが愛おしく感情移入しすぎてしまう故にまた戦争における環境の特殊さ、残酷さを痛感した。最後のハーモニーを鳴らす軍楽隊1人1人の姿からは反戦とかではなく、当時の兵士たちへのひたす…
>>続きを読む岡本喜八作品の個人的最高傑作。
こんなエンターテインメントに溢れた戦争映画他に知りません…。
勿論物語の展開を知らない私は
中盤までの明るくテンポ良い雰囲気から、「戦争」がすぐ目の前で始まること…
戦地をセカンドラインが練り歩く。殺し合いは虚しい、死んだ人たちをせめて陽気なジャズで送れたら、というもしもがかえって戦いの悲惨さを際立たせてる。狂騒的な聖者の行進が頭から離れない。岡本喜八、三船敏郎…
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