素晴らしい構図と色彩感覚。
どれだけ構図に時間をかけて撮っているんだろうと考えさせられる。
独特の切り返しは新鮮だったけど、なぜ、カットを後ろまで使って、ベストなタイミングで切らないのかの理由が分か…
ひさびさの小津映画。
いつもながらの構図の美しさに加え、画面を彩る色の鮮やかさに終始魅了されっぱなしだった。
特に、赤青黄の3原色を中心とした配色の中、ひときわ浮きたつ草の色した緑の何と映えるこ…
小津安二郎監督作は、”眼で見るエステ”である。
どんなに疲れている時でも、シャキーンと眼を見張らされ、いつしか心地よくツボを刺激されてとろ~んとさせられてしまう。
本作は本籍の松竹ではなく大映の…
小津さん天才かよ!と思いました。
あと「古き良き日本の人付き合いってこんな感じだったのかな。デジタルネイティブの俺っちには想像できねぇや。物質的な豊かさと心の豊かさってぇのは、相容れねぇのかもしれね…
お話も面白かったし、絵面、色彩、模様的にも興味深かった!
浴衣の模様がかわいい〜色も!
玄関からカメラ固定で家の中写してるときの、家の中突っ切って見える外の色とか、玄関と廊下の段差のタイルの色とか…
地方のドサ周りをする芸者一座の座長を中心に根無し草のような生き様を描いた小津作品。小津の映画にしては珍しく事件が起こり起伏のある映画になっているが、登場人物のどれもこれもがうわっついたしょうもない奴…
>>続きを読む早稲田大学 京マチ子映画祭にて。
昔の日本映画を観出してからよくあるのですが、馴染みのないセリフ回しを追いかけていくのに必死で途中であまり分からなくなってしまう、、、今はまだ学生だからかな、、、、大…
旅役者の京マチ子等が劇の宣伝をする場面が風景をも大切にしていて良かった。子役がスイカの種をたたみに吹き飛ばしたり、劇中に客の投げ入れたチップのようなものを懐に急いで入れるなど可愛らしい小ネタも良かっ…
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