このレビューはネタバレを含みます
長時間の視聴に耐えられるか不安でしたが、見てよかった。本物の芸術作品に触れ、舞踏会に一緒に参加した気分に浸れ、本当に贅沢な時間で、うっとり見とれてしまいました。
芸術だけでなく、人生の様々な格言が…
それぞれの好みとはまったく異なる問題として、映画とは何かという問いに対して、これと答えられる究極の作品のうちの1つのように思う。
それがつまりは、映画という「言語ゲーム」と言っても良いように感じら…
ルキノ・ヴィスコンティ監督の山猫が大好き。中でも舞踏会の場面、バートランカスター演じる公爵とクラウディア・カルディナーレ演じるアンジェリカが踊る場面が好き。
広間の中央でワルツを踊る2人。体調の悪…
ビスコンティがクラウディア・カルディナーレのバッグの中身にまでこだわったという、シチリア貴族の絢爛たる衣装、豪華な宮廷内の装飾を十分に堪能するには、やはりデジタル・リマスター版で鑑賞することをおすす…
>>続きを読む08.25.2021
08.26.2023
08.27.2025
分かりやすく大衆向けなドラマ版を見てからの再鑑賞でより分かりやすくなるのは間違いないが、それでもまだ追いつかないほどにセリフの端々…
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青い空、青い瞳、青い宝石。赤いバラ、赤い血、赤いドレス。美しい赤と青は制服の色。"我々は山猫だった、獅子だった、山犬や羊どもが取って代わる、そして山猫も獅子もまた山犬も羊すらも自らを地の塩と信じ続け…
>>続きを読む僕はこの作品を「此れから毎年観る作品大全」のエースとして迎え入れました。
諦観断念放棄見降参挫折撤退を綺麗な映像を用いて観衆に感じさせないようにしてた。細見美術館行った時と同じ感情でした。あと8年は…
貴族社会の没落と言うより、終焉といった印象。てっきり貴族の末裔と言われるヴィスコンティの自己批判的なものかと思ったら、誇り高き貴族という作りだった。コッポラが意識したのは間違いない。シチリアの日差し…
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