このレビューはネタバレを含みます
「生きて必ず帰って下さい」的な戦争エモ消費映画は沢山あるし、なぜかそれも特攻という題材にタイムスリップが用いられフィクショナイズされている(「永遠の0」、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」…
>>続きを読む第2次大戦中、
野戦病院の外科医をしていた藤崎(三船敏郎)は、ある男の手術中誤って指を切ってしまい、その男が梅毒に感染していたことから、
藤崎も梅毒に血液感染してしまった。
藤崎には内地に婚約者…
黒澤明初期の病いゆえ身を引く男とすがる女の古典的ドラマ。この頃の三船敏郎は大根だけど声と顔面がカッコ良すぎて葉巻吹かして不敵な笑みを浮かべてほしい。七人の侍、羅生門にハマらなかった当時の自分はこの映…
>>続きを読む記録
「三船は、デビュー以来、ほとんどやくざばっかりやっていたが、この辺でその芸域を広げさせたかったので、がらりと役を変えて、倫理観の強いインテリを用意した。この配役には、大映も驚いて、心配する者…
現代人の内面の葛藤、まさに静かる決闘。
医者である主人公は善性の強い人で、どうしようもない欲望を人間の良心・医者の良心で抑え込み闘っている。
自分は何も悪くないのに、言い訳一つせずその不幸を受け入れ…