囁く死美人の作品情報・感想・評価

「囁く死美人」に投稿された感想・評価

日本映画史上に残る極悪色男、川崎敬三。
完全に自業自得。あの美しく真面目な万里昌代を泣かせ、日本映画史上に残る美しい幽霊に変えてしまった人でなしは酷い目に遭って当然。

幻聴でもいい。どこにいても万里昌代の声が聞けるなんて勝ち組じゃんか敬三。なぜ追い払おうとするのか。
buccimane

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3.5
あれデジャブ?と思ったけど同じ特集で見た怪談落とし穴とまるまる設定どころかセリフ回しまで一緒だった。
そんなことあるのか...。
結婚せっつかれると好きなものも嫌いになるって言い訳ホントにクズだな。
しかし先に作られたこっちの方が病院というの舞台もしっくりきてるしオチもスッキリしてる気がする。
しかしいざ殺す時につけた手袋が医者っぽいやつじゃなくて殺し屋っぽい皮のやつだったのは納得いかないわ〜。
末端スタッフには全く関心無い院長もなかなかひどい。
mingo

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4.0
ツッコミどころは多少あれど、なんて上質なサスペンスホラー!!ヴェーラのプログラムの組み方まじですげえ。毎度どこかしら共通点持ってくるんだけど、今回は「ふじこ」ていう主要登場人物が一緒。「可愛いめんどりが歌った」の川崎敬三とは打って変わって、ウルトラサイコパスが主人公で嫌な気持ち通り越して気持ちいい。ぃよっ、顔芸職人!悪だとしても自分の正義を貫く、それは正義だ!笑 ナイトクローラーのギレンホール思い出した、
渚まゆみと共に出演してた「斬る」の万里昌代の貞子役なかなか美しいなぁと思って観てたら、まさかの予期せぬどんでん返しに腹を抱えるばかり。こんな映画もあって良いと思わざるを得ない怪作!いや快作!
怪作。超高速パンとかライティングとかヤバすぎだし、とにかく怖い。ずっとゾクゾクしながら観てた。『ハウス・バイ・ザ・リバー』『悪魔のような女』と肩を並べてもおかしくない死体×水辺映画。しかし、ラストの種明かしは完全に蛇足。これさえなければ完璧だった。
t

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4.1
夜の病院、揺れるカーテンと木の枝、階段に響く足音、無言のプール、万里昌代の見開かれた眼…物凄く怖い。急速なカメラの動きやズーム、欧州旅行を写真のモンタージュで処理してしまう演出が潔く、たっぷり主軸のホラー世界を堪能させてくれる。あの種明かしは要らないような気もするが概ね素晴らしい。
怒MANI

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2.8
 ムードはすさまじいものがあるのだが、謎ズーム、謎パンニングなどがうざい。

 殺人を犯した人間が罪の意識から幻を見るという『四谷怪談』パターンだと思ってみていたら逆に裏切られた。川崎敬三の死にっぷりは必見。本当この人、映画でろくな目に遭わない。
夜中にひびくギプスを引きずる足音が怖く、幽霊役の万里昌代さんは特殊メイクをしないで、目力で怖がらせるのがすごい。

クライマックスは長々と手術シーンを見せて、一体どんなふうに怖がらせてくれるのか?とワクワクする。川崎敬三が怖がるときの顔芸もすごい!

同じ特集で見た同様の設定の「怪談おとし穴」と見比べると面白い(チラシの受け売りです)。

「シネマヴェーラ渋的大映女優祭」
@シネマヴェーラ渋谷
mitakosama

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3.4
おお怖ぇ。こりゃおっかない。
この時代のサスペンスミステリ・怪談映画としてはかなり群を抜いて怖い出来じゃないか?

外科医の男が、院長の娘と結婚する為に今まで付き合っていた看護婦を捨てようとして恨まれる。
話はシンプルだし、まぁありきたりではある。
邪魔になった看護婦を殺しちゃって、その看護婦の呪いに怯える医者。
脚本に奇をてらった所はないが、基本を抑えた演出をするだけで、こんなにも面白くなるって良くわかる。
痴話喧嘩で看護婦が段々狂気じみてくること、階段から落ちて流産し松葉杖の使用に迫られる展開、プールの水に沈めて溺死させる生々しさ、ライティングをキツ目にし陰影を濃くした感情描写、松葉杖の音だけをジックリ聞かせる間の持たせ方、

古典的な教科書通りのミステリ・ホラーの演出方法。この時期の邦画ではかなり基本に忠実な作品なんじゃないかしら。
スタッフも演者もあまり有名な人が居ない。でも結構見れちゃうからね。
Kumonohate

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4.2
病院長から娘との縁談をもちかけられたエリート外科医が、邪魔になった恋人の看護婦と揉み合いになり、階段から突き落としてしまう。そしてある夜、足が不自由になった恋人を殺害するのだが、それ以来、彼の周囲では不気味な出来事が…。という1963年のホラー(チック)・サスペンス&サイコ・スリラー。これは恐い。「深夜の病院にひびく松葉杖……雨にぬれて死んだ筈の女が立っている!殺した筈の女の……足音が!ささやきが!誘惑の手紙が!」キャッチコピーだけでじゅうぶん恐い。

でも内容はもっと恐い。

最期の最後ギリギリまで、ホラーなのか(幽霊なのか)そうでないのかわからない、という脚本や演出の巧さ。自ら犯した殺人の罪に、心理的に追いつめられてゆく川崎敬三の演技の見事さ。特に、罪悪感が作り出す不安や幻覚幻聴を、医者らしく論理的に否定してみるものの、にもかかわらず再び不可思議な出来事が起き、次第に精神的に追いつめられてゆく、というプロセスの描写の緻密さ。夜の古びた病院の廊下に響く松葉杖の音、というホラー音響の繊細さ。それらが一丸となって恐怖を盛り上げてゆく。

論理的にして緻密にして繊細。和製ホラーの真骨頂。
神

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3.3
神保町シアターで鑑賞。
大体の先は読めるものの、モノクロ+深夜の病院+万里昌代の黒髪夜な夜な追い詰め…と続くと結構怖い。川崎敬三以上に私が驚きっぱなしだよ!