「なぜさわるの?」
「あなたがこの世に生きてるから」
愛って痛みであり不自由なもの
完全には理解しあえないけれど、理解したいと不可能なところまで触れようとするその瞬間の孤独、その痛みこそ、世界…
このレビューはネタバレを含みます
トリュフォーの長編第11作目。
10年前の『突然炎のごとく』と同じ作者アンリ=ピエール・ロシェによるベストセラー小説『二人の英国女性と大陸』(1958)の映画化作品。
美しいイギリス人姉妹とフラ…
ゴダールが政治に傾倒しつつあったこの時代の文脈に呑気な古典のような雰囲気が合っていなかったことは察することができるとしても、この作品が当時は評論家からも一般観客からも不評だったなんて信じられない。ど…
>>続きを読むサングラスをかけたステーシー・テンデターがかなり本気で良い。声も良い。ジャン=ピエール・レオの相変わらず巡り合わせの悪そうな不運な顔もまた良い。良し悪しはともかく個人的にトリュフォーベストかもしれな…
>>続きを読むトリュフォーってもしかして天才?
大陸役のレオがルノワール『ピクニック』レベル100なブランコから落下して足を骨折(子供達に囲まれている)、一人の女性と出会い、彫刻を見に美術館へ行ってはじめて彼はこ…
フランソワ・トリュフォー監督『恋のエチュード』(1971)
"別れるべき"ほど熱狂し、"愛し合うべき"ほど遠のく残酷な恋の振幅ー
遠いほど膨らむ恋情、それに決着をつけるという女の決意。何もかも頭…