下手なハリウッドのスタジオで撮った辺境冒険活劇や、モンド映画なんかよりずっといやらしく見える
なぜだろうね
おそらくサイードさん辺りが100回ほど言ってると思うが、植民地主義の核は相手を自分たちに…
ジャン・ルノワールらしい人間観察と三人の少女の恋模様がサラリとしたタッチで綴られるインドを舞台にした群像劇。
ア〜ア〜🎤河の流れのように〜♫と美空ひばりが歌うようにインドを流れる「河」にそれぞれの…
相米慎二のお引越しじゃないが、自然と土地の力と、家族関係や恋愛関係、生死の変化に関わり変わる若者の様子を描いているのが普遍的な良さを持っている感じがする。スケールの大きな現地ロケが、その時代のインド…
>>続きを読む【牧歌的な植民地体験】
フランスの映画監督ジャン・ルノワールが、(第二次世界大戦の戦禍を避けて)ハリウッドにいた時期、1951年に作った映画。インドに住む英国人家族複数の模様を描いています。
原…
主要登場人物が何かしら疎外の現実を抱えていて、物語のなかで東洋が特別な何かになっていなかったのがよかった。東洋の文化を語るパートはあるけれど、それを不思議がるというよりもむしろ理解しようとするように…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
容姿、人種、恋や愛、家族、戦争、社会の中で生きる人間の苦しみや喜びを丸ごと描き、さらに社会より大きな風俗、生命や自然をも含んだ全体をいつまでも流れ続ける大きな河のように描き切った筆致が素晴らしい。
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背景やらはRRRを彷彿とさせるものもあり、そこだけ切り取ってみてもなかなか味わい深いものでした。
思春期の揺れる心+アジア趣味を融合させたものかと見ていると、それだけでもなく。
結構古い作品でもある…