風が吹くときに投稿された感想・評価（★3.1 - 4.0）- 35ページ目

子供の頃に見て、もう一度大人になって見ました。静かな悲しさ。

小学生のときに観たけど、当時は意味もわからずただ怖かった作品。静かに静かに忍び寄る放射能の恐ろしさを、登場人物2人で伝えていく。

小学生のとき学童保育所か何かのイベントでみんなで見たけどそのときは意味もわからなくて。大人になってからもう一度見たらかなりズシンと重かった…

［VIDEOレンタル］
当時はアニメというとキャラクターのイメージだったが、こういう内容のものを表現するのに適してもいるんだということを認識した映画でした。

うわー…こっわー…戦争とか核とかもちろん危険で、恐ろしいものだけど、情報って怖い。

最初はなんだかつまらなそうな映画と思ってぼーっと見ていたけど、話が進むに連れて引き込まれていくと同時に何ともいえない悲しさや恐怖が浮かんできました。

デヴィッド・ボウイが主題歌を歌う、とても小さな小さな視点で、とても巨大で抗う事の出来ない力について描いた作品。人間って••••••。

確か森繁久彌さんの声で観た。人の良い夫婦の会話と物語の先を思うと、悲しくて仕方ない。

見始めて嫌な予感はしていたのだけど、どんどん救いようのないストーリーに胸が苦しくなった。夫婦がコトが起きてもひょうひょうとしていて、それが、さらに考える力とか生きてる力が低下していくようで怖かった。