「この世界の片隅に」が2016年のキネマ旬報の日本映画の1位、「君の名は。」がベストテン圏外と聞いて安堵した。キネマ旬報にはまだ希望がある。
ATGのちょっと陰鬱な青春映画が大好物な私にとって、ど…
斎藤真一の絵が使われているのを知り鑑賞したのだけど、しっかり面白かった。荒々しいけど細部まで拘り抜かれた筋書き、そして潮とか古い家の匂いがしてきそうな映像。まあとにかく気持ち悪い。この狭い町の窮屈さ…
>>続きを読む“The津軽”とでもよびたくなる映像が強烈に印象に残りました。荒々しい北の海、貧しい漁村、いたこの婆さん、瞽女(ごぜ)…そこに、津軽三味線の音と斎藤真一の絵が挟まれ、土着性を強めている。
以下、ネ…
斎藤耕一監督は、1972年、萩原健一主演の『約束』でスチルカメラマン出身らしい優れた映像感覚を見せ、続く高橋洋子主演『旅の重さ』で、ドラマ演出の上手さにも進歩を見せた。
そして本作。
それまでの…
高校2年の時に『叫びとささやき』との二本立てで観た作品。キネ旬ベストワンを獲得したということで期待値は高かったんだけど、こちらはそれも納得の面白さでしたね。
本作は、その後もどこかでもう一度観てい…
すべて打ち砕いていく津軽の荒波
あんちゃんの表情が次第に輝いていくのがとても良かった、仕事をして飯を美味しそうに食うシーンよ
盲目のゆきとヤクザのあんちゃんがとても印象的だったが、ふたりとも新人…