このレビューはネタバレを含みます
忘れた頃に唐突に入る、軽快でいてコミカル調の音楽が味わい深いだけ。フランス合作との事で、制作にフランス人が加わっていて、カンヌでの賞を意識しているのか、ホン・サンス監督の良さがかなり消えているよう…
>>続きを読む恋するふたりの男と、その恋に呑まれるひとりの女。物語は唐突な小旅行──元カノの再会に始まり、回顧により時系列は混乱する。『女は男の未来だ』は前作、『気まぐれな唇』のシンプルさと、『豚が井戸に落ちた…
>>続きを読むこれも再々鑑賞くらい。ホン・サンスはぜんぶ似た話なので、何を見て何を観ていないかが判然としない。
で、ダメ男ふたり(映画監督と大学教授)とその元カノの三角関係。ソン・ヒョナきれいな女優さんなのにエ…
男の浅はかで夢みがちで結局はヤリたいだけの性質が露悪的に描かれ、女はモノ分かりが良い男の妄想の様に描かれ、ただただ空虚。
登場人物は基本的にみんな自分の事しか考えていない。
酒盛りのシーンだったりベ…
人は、囲われた中で異性を探す。
少しでも、男は、かわいいと思う瞬間、女は、いいなって瞬間があれば、行ってしまう。
容姿が全てでないけど、それなりにある。
嫉妬は、人を動かすエネルギーでも或る。
ある…
欲情と酩酊、別れと再開の物語。
醜くも愛おしい人間味溢れる登場人物達が織り成す、至極のヒューマンドラマ。
特徴的なロングテイクは、隙だらけのように見せかけて、実は計算され尽くされた構成となっている…
示唆とメタファーに富む作風は近年の作品と共通しているが、主人公たちが性的に下品で興味のある対象にならなかったのでノレない。『逃げた女』は「何から逃げたのか?」「なぜ逃げたのか?」が気になり、それがメ…
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