このレビューはネタバレを含みます
「もっとオツな言葉知ってるよ、バイバイ」「今夜はホシは出てこんよ、曇ってるからね」等々、いちいちセリフの気が効いてる。画面から滲み出る猛烈な暑さ。三船演じる新米刑事の執念と相まって観ている側まで熱く…
>>続きを読む黒澤映画で一番好き。
戦後4年後の1949年にこんなにフレッシュでクオリティの高い日本映画が作られていたことに驚嘆する。
闇市の屋根に置かれた筵が三船敏郎の白いスーツにコントラストの高い影を落として…
オシャレな白のスーツにハンチング帽の三船敏郎かっこえええ〜
ワイルドさが隠しきれてないものの、こういう繊細な役をやってる三船の方が私は好き。前前作?の『酔いどれ天使』での横暴な雰囲気とは真逆で、今回…
76年前の作品とは信じられないくらい色褪せてない作品。戦後約4年にしてこんな作品を作ってるのも驚き。戦後という時代背景も出てきてリアルだった。
印象的な編集と、「天国と地獄」でも思ったことだけど芸術…
ラストの犯人を追い詰めていく魅せ方は素晴らしかった。
7つの弾丸が入った銃が盗まれてそれによっていくつかの悲劇が起こっていくってのも面白い。
面白かったけど刑事物×黒澤明の食い合わせは少しよくない…
"Dog Day Afternoon"
というのは『狼たちの午後』(1975)の原題だが、この意味は犬が舌を出してハッハッハッハッとやっている暑い日の午後の事を指すらしい。オープニングタイトルバック…
戦後間もない東京、米やビールが配給制という物資不足の世の中で、悪の道に進んでうまいものを食べようとする者が出るのは自然な成り行きだと思います。
そんな人間に同情することは間違っているのでしょうか?
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