失われた週末の作品情報・感想・評価・動画配信

失われた週末1945年製作の映画)

THE LOST WEEKEND

製作国:

上映時間:101分

ジャンル:

3.7

「失われた週末」に投稿された感想・評価

粉雪

粉雪の感想・評価

4.0
いや〜、恐かった。
どうなるんだ?!とハラハラしながら見てました。
音楽がもう、なんというか、責め立てるように不安を煽る煽る。
たった数日の出来事なのに、こんなに長くてドラマチックなのか。

お酒は嫌いじゃないけど、決して飲みすぎないぞ!とこの映画を見て思う人は多いはず。
sleepygoat

sleepygoatの感想・評価

2.6
主人公を哀れに見るか主人公の苦しみに同情・共感するかで分かれるよね。

完全に私は後者。酒くれ〜。
寿司

寿司の感想・評価

4.4
面白かった!アル中の主人公の3日間の彷徨をサスペンスタッチで描いていて100分間全く飽きませんでした。やっぱりビリーワイルダーはすごい。

主人公はとても繊細な反面、プライドが高く、夢を諦め切れない優柔不断な性格の持ち主。その性格が災いして酒浸りになってしまい、まともに生活できなくなってしまう。何度周りの人が彼を更生させようとしても、彼はその期待をことごとく裏切っていく。これがあまり上手くない監督・俳優が撮ると、主人公の行動に観客はイラつきを覚えると思うのだが、本作は人間の心の脆さがしっかりと劇中で描かれており、むしろ同情や憐れみを主人公に感じることになる。

アメリカンドリームを掲げる社会の暗部が垣間見える作品。たまにはこういう暗いアメリカ映画も良いですね。
りえ

りえの感想・評価

3.2
アルコール依存症の男の恐怖と苦悶を描いた映画。

男が人間として最低すぎて、終始苛々。。。
アルコール欲しさに、小説家を目指している男にとっては何より大切なタイプライターまで売ろうとする。
周りに支えてくれる人たちがいるのに平気で裏切りアルコールを求めて彷徨う。
アルコールがここまで人間を落とすことができるとは、、アルコール依存症の恐ろしさが身にしみた。

ハッピーエンドのように終わるが、また元に戻ることも(冒頭のシーンのように)十二分にあり得るわけで、、、
個人的にはバッドエンドで終わらせたほうがすっきりしたかも。

しかし女の献身さが理解できない。。あんな男のどこがいいんだろう。
雪歩

雪歩の感想・評価

4.0
悪意の円
ひろ

ひろの感想・評価

-
自由意志を持つが故に自制が失われる人間の本性をカメラが冷たく、機械的なうつす…所詮人間なんてこんなもんって思わせられた。

宗教の拘束力を超える個人の欲望…
欲望にとって宗教は枷であり、冗談であるのか…
俳優の表情の険しさよ…
看護士の畳み掛けるような冷たい説明からの幻覚の脅威、それを距離感を保ち見つめるカメラ…大胆な音楽、観客にとってはただの劇にすぎないのか…


清々しい笑顔から酒に目を向けた瞬間すこし表情が変わるところ好き
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.1
アカデミー受賞作品を観よう50(1945年第18回作品賞/監督賞/脚色賞/主演男優賞)

すっごいな・・・これ作品賞とは。
ビリー・ワイルダー監督、楽しみにしていた作品はなんとアルコール依存症の男が主人公。
画面に出てきた時から既に依存症です!最後も更生するんだかどうなんだか!?

この終戦の年、アメリカではアルコール依存症は社会問題化していたのでしょうか?これについては知識持ち合わせておらず。セリフに「(アルコール依存症が増えたのは)禁酒法の悪影響だな」といったものはありましたが・・。

主演男優賞を受賞したレイ・ミランド扮するドン・バーナムは依存症。献身的で我慢強い兄ヴィック(フィリップ・テリー)と彼女ヘレン(ジェーン・ワイマン:注 ロナルド・レーガンと結婚していた方)に支えられ酒を断とうと言っていますがまるで改善の気配なし。小説家を目指している設定で、自身の依存症体験を書こうとしています。そのストーリーとしてこれまでの経緯が映像化されていく仕組み。レイ・ミランドは堕ちていく男を熱演!

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なにしろ素晴らしいのは冒頭のワンショットパーン!
書き割りかと思いますが位置関係や時代を一気に説明するショットです。
そしておそらくはカットして使われていますが、・・・・



《ここからネタバレになりますので・・》





最初のパーンはドンを映してそのままパンダウンし、酒ビンを映します。そして元来た方向に逆にパンします。それが更生を誓ったあとのエンディング。
撮影自体はワンショット、ないしはカットした時点から再スタートして撮影されたんですね。冒頭を伏線とした計画的なショットでした。
M

Mの感想・評価

3.7
記録用。
売れない小説家の苦悩とは―。

主人公ドンは極度のアルコール依存症。
売れないから依存したのか、売れても依存したのかは不明だが、飲み代のためには人のお金を盗み、タイプライターまでも質屋に入れようとする始末。
やがては病院に収容されてしまい、幻覚に悩まされ、ピストル自殺を図る。

依存症は何もアルコールだけではない。
自身にも少なからず依存するものがあるが、それに置き換えると恐ろしい。

「輪を拭かないでくれ。酒を飲むのは、はじめも終わりもない円環だからな」
ドンの台詞はまるで仏教だ。
「円環」(えんかん)とは最上を求め、 巡り巡ってまたもとの出発点に戻る事であり、さらにその「円環」から抜け出すことを「解脱」(げだつ)という。
「解脱」とは俗世間の束縛・迷い・苦しみからぬけ出し、悟りを開く事。

依存を克服出来れば、その先には可能性という未来が用意されているはず。
そう願わずにはいられない。

206 2019
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