●やさしさを装った完全なる狂気
●渡辺真起子はイイね
●集中せざるを得ない状況になるので途中でエネルギー切れるor見た後げっそりorナチュラルハイ
●カップルや友人で気軽に見に行くことを勧められない…
2018年6月鑑賞。
小さな子供としばらく住むと、私は母親という役をいつのまにか演じている。
これは女性のアイデンティティについてものすごい語られてる、疑わされる作品だった。わたしは誰。あなたはわた…
motherになれないother。
『2/デュオ』と同様、役者との対話と即興に多くを負っている。長回しの連続はさぞや役者には負荷が高いと想像され、そのことが力になってはいるものの、役者の強度がゆる…
室内で顔が暗く潰れ、寄りも引きもしない長回しのカメラの中でぼそぼそとした会話がやりとりされる冒頭。学生の自主映画みたい、これを2時間半も見せられるのかと思うと初っ端からくらくらした。
しかし不思議な…
飯田橋での諏訪敦彦特集を逃してしまい、もう劇場で観ることはできないかもしれないなと諦めていた。ありがとう早稲田松竹。
バツイチ男とそれなりにバリバリ働いている女。ふたりが同棲する家に、男が息子を連…
motherにはなることのできないotherの話。これはかなりやばいっす。なるほど確かにこの即興演出っぽさとか撮影法がもろにカサヴェテスだわ。見終わった今、なんだか自分の内側にこびり付いたものが全て…
>>続きを読むotherがmotherに成ろうとしたが故に気付いてしまった差異、歪と自覚していない者が正常を装ったことによる哀しき認識、母親に近づいていくにつれ女でなくなっていく不条理、「 other、mを付けれ…
>>続きを読むすげーこわいいぬが一瞬出てくる。基本的に数秒しか出てこず何も掬い取れないいぬは無視してるけど、これは存在感があった。
画面には潰れた身体が映ってるのみでも、そこには雄弁な動作が確かにある。距離のとり…