即興の面白さは芝居の自然さだと思っていたが、逆かもしれない。照明の位置の無頓着さゆえに不意に登場人物の顔が明るく照らされたり役者の動きがカメラに先んじたり、そういう部分のほうが魅力的に思えた。むしろ…
>>続きを読む突き詰めたリアルさを観察することが、映画の面白さに繋がるかと言えばそうではないと考えさせられる。作り手が追い求めた即興から生まれる発露も、展開の進まなさや、断定されない感じも、それが圧倒的にリアルで…
>>続きを読む三浦友和と渡辺真紀子がひたすら凄い、即興劇
即興劇長回しの連続なので、おもしろいとかはほとんどなく、リアル〜な感じで展開
しかし、凄えもん観てるなこれ…とはずっと感じながら観てた
ガラス越しの反…
妻と別れた男が子供を一時的に引き取ることとなり、同棲する男女の生活、考え、心情、そして距離感を徐々に変化させて行く映画。男女間の日常がいかに微妙なバランスの上に成り立っているのかを感じさせられる。微…
>>続きを読む大好きだった。
切実な思いが画面に滲み出る瞬間にこれは映画なのかよくわからない気持ちになる。
長廻しで捉えられる無駄のない動きとぼやっとした会話とのギャップといい全体的に暗い画に灯る光が丁寧な美術と…
1999年カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞 受賞作
子は生まれて、親を親と認識するが、親は、はじめから親として生まれていない。
子の前で、親を演じることで、次第に親が板につく。
子は新たに出会っ…
【 コトバの曖昧さ。】
文字通り「母」が切り離されることによって生じた「他者」たちでしかない関係性の3人の物語。
枠組みを持たない関係の中で人と人との互いのキョリ感の相違、思考の隔たり、対話の…
よかった。
タングステンのほのかな光に照らされたリビング。暗部に奥行きが感じられたのが印象的だった。フィルムっていいなぁ。いや、作品が良かっただけかなぁ。良い作品とフィルムの良さの相乗効果だなぁ。長…