去年マリエンバートでの作品情報・感想・評価・動画配信

『去年マリエンバートで』に投稿された感想・評価

ただ繰り返されるシークエンス、"ピラミッド"の緊張、恋の鞘当てを超越した征服劇そしてなにより交錯する現在と過去、倒錯する幻想と現実。だいたいこれ始まってすぐ話自体は終わってるんだよな。

>>続きを読む
hachi
4.1
何回云々の前に、その美しさよ、そして謎の堂々めぐりでゲームみたいに迷路に入っちゃう感じ、凄かった。町山さんの解説聞いたらもっとすごかった!

客観視点が無いだけでこんなにわかりにくい。『落下の解剖学』とか『フレンチアルプスで起きたこと』みたいなのは映画の客観視点があった上で主観がわかりやすく提示できる。まあこういう脚本の方が書きにくいだろ…

>>続きを読む
yh
4.1
このレビューはネタバレを含みます

アラン・ロブ=グリエらしいクセ強めの作品。
観た後、男が幽霊化して女と再会し、最後一緒になるのは女が死ぬ事を意味してるのかと思ったけど、難解難解と言われているだけあってそんな単純な話ではないのかも。…

>>続きを読む
ロラン・バルトいわく「ロブ=グリエは意味をかき乱すことで満足している」
5.0

4つの物語を繋ぎ合わせた映画になっているとのこと
>過去、女性の主観、男性の主観、現在

時間も一方向に流れるものではないらしい
美術のベルナールエヴァンの参加してる映画好き率が高い…どおりでねぇ!…

>>続きを読む

名前を持たない男二人と女一人の記憶と時間を巡る物語。ヴェネツィア国際映画祭 金獅子賞受賞。

ヌーヴォー・ロマンの旗手 アラン・ロブ=グリエが、まず4本の脚本を書き、それをバラバラに繋ぎ合わせて構築…

>>続きを読む
5.0
このレビューはネタバレを含みます

映像芸術と建築美術、少しの恐怖。開始早々持続する緊張感がやばい。立像の見た夢なのか、館の見せた記憶なのか、館に住み着いた幽霊なのか、はたまた、精神病棟患者達なのか、ここから出よう、何かを変えようと動…

>>続きを読む
だむ
3.8

時間と空間の表現がすごく面白く構図や美術も素晴らしかった。逆にその表現方法によって難解な映画になってしまってはいるんだけど、拗らせた映画ファンなので「逆にこういうの良いよな〜」となってしまった。古い…

>>続きを読む

凄い立体感…。人物、美術、影、その1つ1つが浮き上がって存在してるように見えた。グリーンバックの映画とは対極的だ。
時間停止の演出、人物が微妙に動いているんだね。
唯一性はあったけど、94分に見合う…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事