この首一万石の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『この首一万石』に投稿された感想・評価

otomisan

otomisanの感想・評価

4.0

 九州の極小藩に大権現ゆかりの名槍が伝わっている?武家の面目を通すためとっさにでっち上げた「あちゃら丸」なのにそれが平気で通用してしまう辺り、そもそも陣屋大名ながら将軍家も一目置く家康に恩を売った武…

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伊藤大輔が自ら何回もリメイクしている題材。
明朗時代劇と見せかけて終盤の血みどろの殺陣が
あざといが、ここでも伊福部の音楽が効いている
odyss

odyssの感想・評価

2.5

【町人とサムライ】

半世紀以上前の映画です。建前に生きる侍、その犠牲になる町人、といった図式で作られています。

といっても、そこは映画ですから、図式ばっかりが表に出ているわけではなく、喜劇的な部…

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前半はほとんどドタバタ喜劇とロマコメに尺が使われ、正直あまり面白くなかったのだが、後半から映画の面相が変わる。

雰囲気は一変、映画は地獄絵図となる。
必死で抵抗する大川橋蔵には剣劇もクソもない。無…

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身分なんて。

クライマックスの見せ方。
白黒の「血槍富士」とまた違った魅力。
燃える。

聞いたことのある槍の権三とは別の話か。
面白いシナリオとはこういうものよ
やり甲斐搾取の果てか!?
武士道理不尽物語!
ケチんぼ珍道中かと思いきや、意地と意地のぶつかり合いが下郎の首を飛ばす。
責任逃れの尻尾切りは世の常か
Saadiyat

Saadiyatの感想・評価

3.8
1963年昭和38年伊藤大輔監督の時代劇の傑作。大川橋蔵って二枚目ですね。やっぱり。のんびりした時代劇と思ったら、平和ボケの武士社会のプライドが血みどろの戦いに。これでもかときます。面白いですよ。
「槍の権三」ってこういう話だったのね。
大川橋蔵さんの明るいキャラが、向かなかったような。
sunday

sundayの感想・評価

3.0

江戸時代、槍持ち人足の権三(大川橋蔵)は、長屋の娘千鶴(江利チエミ)と恋仲だったが、千鶴の父(東野栄治郎)は落ちぶれ武士で武士でないと結婚を許さないと言う。そこで九州の一万石の小藩・小此木藩への槍持…

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半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.5

大名行列での大きな藩と弱小藩のトラブルに巻き込まれ、武士に偽装されスケープゴートとして始末される槍持ち人足権三(大川橋蔵)の悲劇。確かに他のレビューでも書いてある通り現代での正社員と派遣社員の図式を…

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