楽観的な股旅の予感は仲間の死によって呆気なく終わり、夫を殺した男=仇と知りながら共に生き、愛してしまう加藤泰らしい時代劇が展開される。
斬り合いを後景化してしまう萬谷錦之介の横顔はいつも通り印象的…
一宿一飯の義理で殺した相手が旅の途次で知り合った母子の夫で、その夫に代わって母子の面倒を見るという、男の願望を煮詰めたようなストーリーで、やっぱり男のロマンをくすぐられてしまうんです。ヤクザ稼業の不…
>>続きを読む素晴らしい! 渥美清が作品に精彩を与えている。冒頭の海浜での乱闘シーンでは手前と奥に同時にピントが合い、シネスコの画面を右から左に流れていく。ヨロキンの刀の構えはいつも両腕をだらりと下げて猫背ぎみの…
>>続きを読む出た!オールタイムベスト!笑
これはすごい。映像のこだわり、シナリオ、役者、演出、日本っぽさ、東映で1番すごい映画なんじゃないだろうか。後にも先にももうこんな映画は出ないのではなかろうか、逆によく…
中村錦之助の渾身の籠った名演と、加藤泰監督のローアングル様式美の完成形を思う存分堪能出来る東映時代劇挽歌的傑作。一宿一飯の恩義で利用される客分の罠を知り尽くす沓掛時次郎錦之助が、義侠心を心得た六ツ田…
>>続きを読むこれは、大傑作でしょう!
加藤泰監督を知りました
知らなかったのが悔やまれます
否、それ以上に嬉しい喜びです
だって、これがすっと沁みてくる年になったということは、これからも発掘の楽しみが増すば…
急に桜吹雪が散る場面に切り替わったかと思えばそのまま縦構図で暗闇に時次郎の顔だけが浮かび「あれから一年…」と一気に時間が経過するのは痺れるしその後旅館の女将に己の過ちを懺悔する長回しからの戸口から聴…
>>続きを読む©東映