東映の股旅もので、中村錦之助と渥美清が共演。
時次郎(中村錦之助)にくっ付いて離れない朝吉(渥美清)だったが、世話になった一家の出入りに巻き込まれてしまう。
一人になった時次郎だったが、再びトラブル…
このレビューはネタバレを含みます
時次郎の行動原理が終始虚無的というのか、受動的な感じがする。最後の最後に能動的に愛する女性を助けるための行動を取った瞬間に女性が死亡する悲劇。寅さん前史かのような渥美清のパートがなぜ必要だったのかが…
>>続きを読む 「コイツは俺と違ってソロバンが弾けねえ野郎だった。弾けねえばっかりにお前達のソロバンに弾かれて死んじまった!」
開始20分で渥美清退場させるの勿体無さすぎるだろ!
正直、時次郎とおきぬとそ…
仰々しい演技のヨロキンしか見たことなかったので、一本芯の通った好漢を溌剌と演じる中村錦之助の姿は新鮮。
後半のプラトニックな悲恋を描いたラブストーリーがいいだけに、やっぱり前半の渥美清パートはいら…
天才の無駄遣い。
任侠道の光と影みたいな恐ろしくクサい脚本を体が受け付けない。大仰な台詞回しとドラマティックな劇伴にも反吐が出る。しかし、恐らく本作最大の愁嘆場をあっさり終わらせるあたり、加藤泰のバ…