あらくれに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『あらくれ』に投稿された感想・評価

成瀬巳喜男がこれまで描いてきた夫婦地獄、ダメ夫をやっつけるヒーロー物のような高峰秀子。面白い。

ラスト10〜15分くらいの怒涛のテンポ(男×2に別れを告げ、女をやっつけ、また新しい男ととある作戦を…

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4.3

成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演、徳田秋声原作。

大正時代に男遍歴を重ねながら、誇り高さを失わず生きていく様を描いた一代記もの。

枕を投げガラス窓を割り、ホースで水をぶっかけ、夫の妾を箒で乱打する。…

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高峰秀子という女優さんは文章も上手く何冊かエッセイを読んだことあるが、そこから垣間見れる人柄とこの映画の役柄がピッタリだった。チャキチャキの男勝りで強気の女性。
名匠成瀬巳喜男×高峰秀子の代表作の一…

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4.6

徳田秋声の原作を成瀬巳喜男と高峰秀子のコンビで映画化されたものだが、大正期にクズな男を巡りながら逞しく生きていく女性を高峰秀子が好演。
最初の夫の上原謙は浮気男のハラスメント野郎だし、二番目の森雅之…

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『ナミビアの砂漠』より遥か昔にこの映画を作っているの凄すぎるのでは...?というくらいエキセントリックでありながら、切実な映画だった。幕引きもクールで余韻が残る。あの
雨の降り方よ...。
4.6

お島の実家に鶴が来る場面の視線の交錯が素晴らしい。人物のミディアムクローズアップの連鎖が、眼差す動作の方向によって繋がれ、心地良いアクションのリズムによってショットが切り替わる。断片的なショットが視…

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◎林芙美子の先駆者としての自然主義文学と成瀬

これは傑作だ。

自然主義文学者の一人として数えられる徳田秋声が大正4年(1915)に発表した小説を原作として水木洋子の脚本、高峰秀子の主演で撮られた…

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4.2

黒澤明の言うように、成瀬巳喜男は本当に“映画のエキスパート”という感じ。日本四大巨匠の中でも、とりわけスマートで“エキスパート感”、“映画ウマ夫感”が強い。

映画史を刷新する強烈な一打!ド名作を!…

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深緑
4.8

まだ4月、もっと「最高!」に出逢えるのでは?てことでの4.8。
今のところ今年のナンバーワン作品。
才覚のあり「過ぎる」女にはダメ男がつくのは、人生プラスマイナスゼロだから?ただの気の強い出来るだけ…

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K
5.0
成瀬の巧みと高峰の本気と加東大介の一芸とが完璧に噛み合った奇跡のような一本!

ホース水かけ最高すぎる!

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