「成瀬アンド高峰秀子の黄金コンビ作でダメ男ゴロゴロ映画でもある」
高峰秀子が最初やけに丸い顔をしているので、誰?と思ったが、劇中で年齢を重ねるといつものデコちゃんになる。メイク?
高峰秀子は扮す…
時は大正時代。
頑固ゆえに他人になかなか理解されない女性の波瀾万丈の人生を綴る作品。
高峰秀子がまさしく「あらくれ」!
嫁に行く予定の田舎の旧家が嫌で東京に逃げ出し商屋の後妻に収まるものの、喧嘩が絶…
2021/1/6
タイトルに冠した通り、お島演じる高峰秀子が荒くれまくる。が、決してがさつなわけではなく、心は至って繊細。明け透けに物を言い過ぎな嫌いはあるものの、彼女が許せないのは理不尽なことに対…
N.W.A.ならぬアティチュードを持った女(今なら当たり前だが)な高峰秀子が男と揉めまくる話。超絶大傑作である。
他の成瀬作品に比べて高峰秀子が文字通りあらくれており、加東大介に放水するわマウンティ…
1957年の成瀬巳喜男監督作品。
勝気ながら繊細な一面を持つ、ある意味、劇中で一番男らしい高峰秀子の演技力に恐れ入る。男に何度裏切られてもたくましく生きていくエネルギーに満ちあふれた映像にくぎ付け。…
男に独占された丸火鉢
地味かもしれないが、今こそ評価されるべき内容。面白かった。
「あらくれ」の名の通り、男社会が求める女の振る舞いを拒否し、自由に生きようとするお島(高峰秀子)。周囲は彼女を「…
高峰秀子の魅力が存分に味わえる120分。そして、比較的マイナー作品ではあるが、実は最も成瀬らしいんじゃないかというような作品。構図も小津や溝口らの作品と同じくらいキマっていて、成瀬が巨匠として崇めら…
>>続きを読むなんてかっこいい主人公なんだろう。
ますますバーホーヴェンと通じる主人公像がある。
これが当時興行的にコケて評判も彼女の行動に対する理解も今ひとつだったようだけど現代の観客には高い共感を得るはずだ。…