愛怨峡に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『愛怨峡』に投稿された感想・評価

1937年、日本、ドラマ、モノクロ。

昭和12年信州の老舗温泉旅館の跡取り息子・謙吉。女中のおふみ(山路ふみ子)は彼の子供を身籠り、彼と駆け落ちするが、謙吉は彼女を捨てる。おふみは出産し養子に出し…

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3.6
子供が持ってかれて主人公が舞台から降りてくるところの固定長回しにちゃんとキレがあってドキドキする。
aco
3.5

旅館の一人息子である謙吉の子を身籠りながら、謙吉に捨てられた女中おふみの転落と再生を描く。

意思薄弱な謙吉と世間体に拘泥するその父に翻弄されるおふみが不憫でならない。
しかし、おふみは決して絶望す…

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トルストイの「復活」 を翻案にした川口松太郎原作を 依田義賢、溝口健二が脚色、溝口が監督した、37年作品。現存するプリンlとはかなり劣悪。
フィルムセンターにて
YAZ
4.0

溝口健二監督の観る

信州の旅館の女中おふみは跡
取り息子謙吉と関係あるが結
婚には踏み切れない謙吉。お
ふみが妊娠してるの知り

脚本 依田義賢/溝口健二

煮え切らない男に振り回されるおふみ

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cuumma
3.8

女中おふみは女中として働いていた時に、若旦那との間で妊娠が分かった。しかし若旦那に逃げられ、おふみは子供のために必死で働くことを決意する。水商売をしたり、最終的には漫才芸人になった。

2年後に若旦…

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おふみさんがどんな2年を
過ごしてきたのか、映っていなくても良くわかる。
短い中に女の一生が詰まっている。

また負けた…。やっぱりさっぱりわからない。いつものように溝口ワールドに踏み込めなかったのに加え、ベースがトルストイの「復活」とのことで。ロシア文学なあ。昔のインテリって好きだよなあ。赤の入り口って感…

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Sari
3.8

川口松太郎の原作を溝口健二が依田義賢とともに脚色し監督した、トルストイの小説『復活』やトーマス・ハーディの『テス』を念頭に作り上げたものだという、力強く生きる女性の姿を描いた名作。

信州で旅館の女…

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ノノ
3.7

ガッビガビの画質でも構図へのこだわり、映像の良さが伝わるのやばい。特に序盤、駆け落ちを望むふみが男に懇願している時のショットは背景と人物の配置が素晴らしすぎる。男に自分もお腹の子も捨てられた女が生き…

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