五作目。捨てれば捨てるほどアホみたいに増えていくヘロインに、中條健一と吉田ヒロみたいなヤクザコンビの寸劇が交錯するこち亀+吉本新喜劇な快作。シリーズベスト。『英雄計画』を観てからこれの終盤を見返すと…
>>続きを読む明らかに金がかかっていないのに、それを補って余りある演出力とセンスで極上のエンタメに仕上げる黒沢清……おそろしい。
というか、ほぼ新喜劇みたいに同じことしかやってないのに面白くなるのはなぜ。
今回は…
抗争現場に居合わせたOLが、時価8億円分のヘロインを受け取ることから始まる話。画面の中を右から左、手前から奥まで動き回り、過ぎるほどに多用される長回し。殆ど意味を成さない発言、いけてないギャグの連続…
>>続きを読む