どん底の作品情報・感想・評価

『どん底』に投稿された感想・評価

3.6
この時代の映画だから大して期待はしていなかったんだけど一定のおもしろさ。同名戯曲に比べて泥棒のロマンスと男爵との奇妙な友情が主題として押し出されていて、俳優の自殺等の出来事と不思議なバランス。

ゴーリキー戯曲を舞台をパリに換えて映画化、日本でも黒澤明が映画化してました。金貸し夫婦が経営する貧民木賃宿の住人泥棒ぺペル(ギャバン)、盗品を捌いてくれる宿屋の女将と出来ていたぺペルだが、強欲女将に…

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 ズーム、ズームアウトによるフレーム内の空間拡張を無効化するようなラストのフレーミング。ウラディーミル・ソコロフをリンチにする際のフレーム内フレームやジャン・ギャバンとスージー・プリムが口論する際の…

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ま
-
どん底になる男
どん底から出る男

59点
sho
-

すごく好き。ルノワールの断定ベストかもしれない。階級なんて関係なく、みなどん底でも、大らかに生きる。この優雅さとラストの多幸感。ジャン・ギャバン演じるペルルとルイ・ジューヴェか演じる男爵のやりとりが…

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ノノ
4.0

ルノワールの中でもかなり面白い。朗らかなどん底。黒澤明版より人々に余裕があって楽観的。映るものがすべて綿密に計算されているのに自然。流れるような撮影と2人で歩いて去っていくラストシーンが美しい。ペペ…

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桂
2.0
ぜんぜんわからん。
kazoo
3.8

物語は、ロシアの作家マクシム・ゴーリキーの戯曲を原作としている。パリの安宿に住む人々の生活を描いた群像劇で、泥棒の主人公と友人の男爵の友情を中心に展開する。物語は、主人公が安宿で暮らす人々と関わりな…

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