【 溝口健二が描く江戸時代の五人の女 】
五人の女というのは
田中絹代(難波屋おきた)
飯塚敏子(花魁)
大原英子(狩野雪江)
川崎弘子(御殿女中)
白妙公子(おしん)
ドラマの中心…
CS放送の録画鑑賞。大河ドラマ『べらぼう』に合わせた放送?
溝口健二監督の後期の作品で、主人公は江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿。
蔦屋重三郎も、花魁道中の独特な歩き方も出てくるでありんす♪
タイトル…
我々はずいぶん遠くまで来てしまった。
ドールハウス“江戸”をのぞき込んでいるかのよう。顔立ち体つき、発声や身のこなしは現在とずいぶん異なる。これより以前には許可されない内容だったろうから、ギリギリ…
邦枝完二「歌麿をめぐる女達」を依田義賢が脚色、溝口健二が監督した。歌麿に描いてもらった田中絹代の傲慢さ、実は一途な恋。そして絵の勝負など、見どころは多いが、それが散漫な印象にも。
フィルムセンターに…
このレビューはネタバレを含みます
花魁が美人 溝口作品にしてはちょっと、だが戦後の混乱期というのもあるのかもしれない。
美女をバズビーバークレーのように並べるスぺクタルは意外だった。ラストの包丁を持つ手のシルエットはややあからさま。…
【1946年キネマ旬報日本映画ベストテン 第7位】
溝口健二が田中絹代を迎えて撮った戦後第二作。邦枝完二の『歌麿をめぐる女達』を原作としている。
溝口スランプ期の作品とされる。悪くはないのだが、確…
歌麿が五人の女性にモテモテな話かと思った全然違った。歌麿が世話役として周りを助ける人情ドラマ風。
溝口監督の特徴…女性の恋心、情念を美しく薄暗く映し出す。
篠田正浩監督『写楽』の歌麿の印象が強かった…