このレビューはネタバレを含みます
ラルジャン、スリ同様、手口がすごく具体的に時間をかけて描かれる
戦時中捕虜になった経験故のリアリズムか
独り言スタイル、少年殺すか迷う葛藤とか、モノローグで主観をみせる
看守に襲いかかろうとす…
第二次大戦中、ドイツ軍の刑務所に囚われたフランス人のフォンテーヌ中尉は隣人や囚人仲間の助けを得て脱獄を企てるが......。
ロベール・ブレッソン監督によるシリアスな脱獄映画。
BGMも抑えめ…
相変わらずブレッソンの作品を十分に語るための言葉を持ち合わせていないけど、「見えること」と「見せないこと」を音がつなぐ作劇には圧倒されてしまう。これだけ静かなのに緊張感に満ちた脱出劇。最後の煙は祝福…
>>続きを読むナチスに収監されたあるレジスタンスの脱出物語。
周りの人はほとんど映らないし、映ってもカットバックばかり。まるで孤独のようだが、彼が望みを失う瞬間も、彼が孤独の闇に苛まれる瞬間もまるでないように見…
第二次世界大戦中、ドイツがフランスを占領し、リヨンに作った刑務所を、フランス人中尉が脱獄しようとする話。実話に基づく原作があり、ブレッソン自身も捕虜となった実体験があり、冒頭で、真実だけが語られるこ…
>>続きを読む原題『Un condamne a mort s'est echappe ou Le vent souffle ou il veut』(1956)
監督・脚本 : ロベール・ブレッソン
撮影 : レ…