翼に賭ける命に投稿された感想・評価（★3.1 - 4.0）- 2ページ目

なんともそつのない堅実な造り。同じダグラス・サーク監督の「天はすべてを許し給う」はとんでもなく心にグッとくる内容で、これ以上ない最高の大傑作メロドラマだと思ったが、本作には心が動かされるモノがあまり…

◯飛行機に魅せられた馬鹿な男と、
その男に魅せられた女と、
その女に惚れた馬鹿な男の三角関係。

◯原題The Tarnished Angels「汚れた天使」複数形だからロジャーのことも指しているの…

人間関係だけで緊張感を生み出す。ある種の殺しのないサスペンスのような感覚で、とても新鮮だった。

ロバートスタックとドロシーマローンの色気が特に本作に合っていて良かった。ハドソンは悪くないが2人に比…

空を飛ぶ事に取り憑かれたロジャー。
その妻ラヴァーンに息子のジャック
ロジャーの相棒で整備士のジッグス
そして新聞記者のバーク
皆の関係がまた複雑なんよな...😞

飛行レースのシーンとか
めちゃく…

風と共に散る、のいわばパラレル編だが、寸分の狂いもないコテコテ。とにかくニンゲン臭い奴しか出てこない。唯一バコールが居ないので絵面は些か寂しいが、その分ドロシーマローンの色気がフィーバーしててとんと…

うんざりするほど徹底的に四角関係を掘り下げてから喪失に向き合う話に変貌する見事さ。

時折顔を見せる暴力的なイメージに驚かされる。編集部で紙をばら撒くところなんか何もかも完璧過ぎて…
爆発する飛行機…

ダグラス・サーク監督作品。
1930年大恐慌時代のアメリカ。ロック・ハドソン演じる新聞記者のバークは、ロバート・スタック演じる曲芸飛行士ロジャーの一家と出会い、住むところもない彼らに自分の部屋を貸す…