〖1960年代映画:怪談映画:時代劇:東映〗
1968年製作で、時は明治の初め、地主の家に鞭打ちがもとで亡くなった小作人の幽霊が現れて…惨殺された小作人一家の怨念が、蛇に姿を変えて復讐を果たすという…
オカルトというよりは、加害者側の精神錯乱の結果のように描かれているのが面白かった。幽霊になっても小作人の男はへりくだって慈悲を乞うだけなのが不気味で逆に怖い。
住み込みの労働者仲間は皆優しいのが救い…
小作一家が地主に搾取されて追い込まれる前半パートと祟り殺す後半パート。
まずタイトルにもある蛇女がなかなか出て来ず爺さんの幽霊ばかりで驚いた。
中川信夫らしい演出は少なく、怪談における怖さと切なさ…
このレビューはネタバレを含みます
虐げられて死んでいった小作人たちが半身蛇になったり全身鱗まみれの化け物になって祟りにくるのかと思ってたら違いました。
怖さは(今となっては)そこまで…と言った感じでしたが、地獄に落ちねぇカナ!?と…
初見かと思っていたが、前半の陰湿ないじめ描写だけは見た記憶があり、むしろお化けの出る後半を覚えてなかった。
それほどまでに前半の描写が非道過ぎる。
あれでは、もっと凄い復讐をさせてあげたくなる。
…
公式のYouTubeから
前半のねっとりとしたイジメ描写からの後半演出!
といいたいですが、今観ると後半の描写よりも前半の一家へのイビリ方の方が印象に残るかも
流石に古いのでこの作品独自の何か…