誰もが仮面を被ってるんですよ。
安部公房の同名小説を映画化。
顔を事故で負傷した男が、新しい顔に出会い生まれ変わる。
監督はATG初の日本映画を産み出した勅使河原宏。
表面的な顔という箇所。
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顔に大怪我を負った男が、特製のマスクで他人になりすまし自身の妻を「他人」として口説こうとする話の合間合間に、顔に大怪我を負った女性の話が挿入される、という構成の映画。
話自体は「かお」やそれに付随…
物凄いネガティヴで皮肉的な主人公、なのだがマスクをつけたらアクティブポジティブに。
のはずなのだが本質は変わらなかったようだ。
最後の頃には自分がなんなのか誰なのか感情がゴチャゴチャになる。
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勅使河原作品の安部公房は酷く凡庸というか通俗的でつまらない。『他人の顔』の原作はもっとつまらないという点でおもしろかった。その最もつまらない=おもしろい部分が新聞のコラム書評的な解釈とそれっぽい映像…
>>続きを読むこんな配信もレンタルもない作品どうやって観るんだよと思っていたら、WOWOWさんが観せてくれる。
重そうだけど、観れるうちに観る。
で、だ。
仲代達也の怪演。
表情がマスク付けてるようにしか…