日本では馴染みのないデンマークの女流作家、カレンブリクセン原作の映画化。デンマークでは一時期お札の肖像画にまでなったほどの有名人で、映画「愛と哀しみの果て」の原作者でもある。
と、ここまで前回…
19世紀、デンマークの小さな小さな漁村が舞台。ある日、老姉妹のもとに、フランス人の女性バベットがはるばる来た理由とは?話は姉妹が若かった頃にさかのぼって…
料理は人の心もからだも満たし、豊かにす…
芸術家はいつだって最高の仕事をしてこそ生きる喜びを感じる。貧しくて慎ましい生活を過ごしている敬虔な村人も、時を経るごとに心が荒んでいくなかで、バベットの晩餐会はひとつの奇蹟だったのだろう。
お客さん…
穏やかなトーンと裏腹に結構ハードな思想の対立が描かれていて、中盤にかけて読み下すのが難しい印象を受けた。映画の構成ではなく、思想の違いに立ち入るのが難しいのであって、そのこと自体が映画の主題なのだろ…
>>続きを読む“あの世にもっていけるものは、人に与えたものだけだ“
人生どんなタイミングで転機が訪れるか分からない。ウミガメのスープを飲んだ時かもしれないし、オペラ歌手に言い寄られる時かもしれない。
しかし、常に…
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