邪悪であり品格もあるが、下劣で人間的でもあるという、およそ不可能な存在を体現してみせるジェフリー・ラッシュは真の俳優である。もちろん他の配役も完璧で、マイケル・ケインが密かにハマり役。
改めて見ると…
うぇ…しょっぱなからグロい…
なんか全体的に官能的っていうより汚らしくて醜悪で不快…なんだけど、お前も結局のところこういう猥雑な世界が見たいんだろう、そんなことを言い当てられた感じ。
精神病院に入…
反骨のマルキ・ド・サド演じるジェフリー・ラッシュの怪演・熱演から目が離せない!書かなければ!逆境にあってこそ芸術は花開く。羽根ペンに言葉を乗せ表現の自由で戦いを挑む、精神病院から公権力・体制側への抵…
>>続きを読む淫らな物語を聞かせよう。聞く覚悟はあるかい?と囁くマルキ・ド・サド。彼の晩年を描いた舞台劇を、フィリップ・カウフマン監督が映画化。サド公爵に対する興味は確かにあったのだけど、それ以上に人間ドラマとし…
>>続きを読む「サディズム」の語源になったマルキドサドが、追い込まれれば追い込まれるほど制作意欲が沸きたつ設定にクスッと。
宗教の限界への描写もいい。
神父である君は人間で、君が信じている宗教と神父という…
マルキ・ド・サドの晩年をサスペンスフルに描いた作品。
官能的でセンセーショナル、それでいて洞察に富んだ見事な脚本。
人間の中に潜む善と悪、邪悪性と本能的欲望。
それらを直視させられるようなストー…
このレビューはネタバレを含みます
ジェフリー・ラッシュ出演作品の中でも群を抜いて大好きな作品。
サド侯爵が卑猥な言葉を連発しまくり全裸にまでなったかと思うと、突如広がるグログロな展開に感情の波がジェットコースター。後半戦の残虐描写…