北欧の映画はいいなあ。登場人物は3名だけ。盲目の老牧師。終身刑から恩赦を受けた女性。郵便配達人。老牧師の仕事は、悩みの手紙に答えること。盲目だから、読んでもらう人が必要だ。その3人の関係性が終盤で明…
>>続きを読むコンクラーベだかがやたらと話題になってましたが
そもそも宗教とは、この作品のような存在でしたでしょうよ
「私を通して神が言う」そういう、自分が神の代理人であるかのように話す世の中の神父や牧師や指導者…
たった73分で、なんて尊い話なのでしょう。
一切無駄のないシンプルな作りで、だからこそ登場人物の心情が沁みてくる。音楽もピアノで奏でる1曲が幾度か流れるのみ。
フィンランドの田舎の風景、窓に入る光…
12年ぶりに出所したレイラは署長の勧めで、盲目の牧師ヤコブと住み込みで働くことに。
そんなヤコブ牧師の家に毎日届くのが相談の手紙。
だがレイラはその手紙を読むのが面倒で、密かに捨ててしまっていた。
…
元囚人のレイラは盲目の牧師ヤコブの元で住み込みで働くことになる。目が見えないヤコブの代わりに彼の元に届く手紙を代読する日々を送るレイラとヤコブの交流を描いたヒューマンドラマ。
フィンランドから届い…
このレビューはネタバレを含みます
少しでもバランスが崩れると
心や身体を支えていたものが簡単にもろくなってしまう。
また、一人だと思っていた中に
自分以外の人がきちんといることを知れたり気付けたら、その人のこれからの生について、前…
神の役に立っていると
ずっと思ってきたけれど
実は自分が救われていたのだと
その事に気づいたヤコブ牧師は
本当に人を救える人になった。
頑ななレイラの心を
ようやく救えたことで
心から安心して
神…
必要とされる事、頼りにされる事、感謝される事、何かに役に立ちたいのすべては、実は逆なんだと、気付く。
救っている様で、救われていたのは、自分なのである。
驕ってはいけない。
人は1人では、人間になれ…