火宅の主を演じた緒形拳の生き方と友人の太宰治との交遊関係が事実とは言え実に面白い。愛人が多かった壇一雄。愛人のひとりであった小森のオバチャマはこの作品の公開時にどんな評論コメントしたのか気になります…
>>続きを読む中年の緒形拳の色気にKO。こんなにエロい丸メガネは唯一無二。やることハチャメチャだけど、常にですます調の会話もツボ。酷いけどチャーミングなのがニクい。。
「山の上ホテル」も良い情感を添えててオサレ。…
「火宅」とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指す。
緒形拳さんは相変わらずこ…
このレビューはネタバレを含みます
第10回日本アカデミー賞受賞作。
檀一雄の自伝小説とのことであるが、そもそも檀一雄なる作家は知らなかった。
家族を顧みず、愛人に溺れ、旅の途中で別の女と放浪するという、どうしようもない作家を描いてい…
東映